ExcelでTIME関数を使って時刻表示を設定

excel_time関数の画像

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ExcelでTIME関数を使って時刻表示を設定する方法について記述します。

Excelで「10:15」など時刻を入力するには、通常「:」を使いますが、この「:」のキーはテンキーから離れているため、どうしても入力スピードが落ちてしまいます。

このような場合、時と分の数値のみを入力し、TIME関数を使って別セルに時刻を表示する方法を利用すると、入力スピードを維持することができます。

time%e9%96%a2%e6%95%b0_18

[lnvoicer icon=”https://ar-kawabe.com/blog/wp-content/uploads/2015/06/1527_Ako_NC_31.jpg” name=”管理人”]このTIME関数を利用する方法以外に「:」を入力しないで時刻を表示する方法としてオートコレクト機能で入力文字を変更したり、書式設定で表示を変更する方法があります。
オートコレクト機能は便利ですね。[/lnvoicer]

参考

参考 Support Office;TIME関数


ExcelのTIME関数の使い方

ExcelTIME関数の基本的な記述方法について記載します。

TIME関数の記述方法

TIME関数は次のように記載します。

time%e9%96%a2%e6%95%b0_17

引数の時、分、秒を省略することはできません。

(Support Office;TIME関数より)

time%e9%96%a2%e6%95%b0_12

 

TIME関数の使用例

次のような勤務表を作成しました。

 time%e9%96%a2%e6%95%b0_13

上の表のB列、C列、E列、F列にそれぞれ勤務の開始、終了の「時」と「分」を入力すると、D列、G列にTIME関数を使用してAM、PMで勤務開始時刻と勤務終了時刻を表示するようにしました。

D列のTIME関数の記述は次の画像のとおりです。

 time%e9%96%a2%e6%95%b0_14

[lnvoicer icon=”https://ar-kawabe.com/blog/wp-content/uploads/2015/06/1527_Ako_NC_31.jpg” name=”管理人”]上の画像のとおり、TIME関数の引数には、B3セル(時)とC3セル(分)を記述し、秒についてはセル番号を記述していません。引数を区切る「,」を省略しなければ、秒については、セル等を指定しなくても問題なさそうですが・・・。[/lnvoicer]

 

おまけ Excelでの時刻表示について

Excelで時刻表示は次のように「小数で表す」ことになっているようです。

(Support Office;TIME関数より)

time%e9%96%a2%e6%95%b0_15

TIME関数を利用したり、時刻を入力すると書式が自動設定されるので、小数で表すことを知らない人も多いと思います。)

ちょっと検証してみました。下の画像では、「10:15AM」が0:00分から何時間何分なのかを確認しています。

time%e9%96%a2%e6%95%b0_16

 

「10:25」の書式設定を「標準」に変更してみたところ「0.434027778」(「A」)と表示されました。

1日の秒数(86,400秒)に「0.434027778」を乗じてみると37,500秒となりました。(小数点以下、端数切捨て。「C」)

37,500秒を1分の秒数で割り、さらに1時間の分数で割ると、「10時」、「25分」と表示されました。

(時間は商を求めるQUOTIENT関数、分は余りを表示するMOD関数を利用しています。)

関連記事 ExcelのQUOTIENT関数で割り算の商を表示する


■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■

 昨日、今日と関東はかなり暑いです。アイスコーヒーがとても美味しい。