端数を基準値単位で切上げるCEILING関数

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ExcelのCEILING関数は、基準値を設定し、その基準値単位で数値を切り上げてくれる関数です。

このCEILING関数を利用して普通残業時間を基準値単位で切上げる表を作成してみました。

(使用Excel;2013)

 

参考 Support Office;CEILING関数

参考 東京労働局;パンフレット「しっかりマスター」(リンク切れ)

参考 東京労働局;しっかりマスター労働基準法-割増賃金編-(リンク切れ)

参考 労働基準法;パンフレット「労働基準法のあらまし2018」PDF


CEILING関数の基本

CEILING関数は、ある数値を基準値単位に切上げる関数です。

「=CEILING(数値,基準値)」

引数については次の引用部分を確認してください。(Support Office;CEILING関数より)

Excel_CEILING関数の書式の画像

※ CEILING.MATH関数では、数値が負の値になった場合の処理方法について設定ができますが、今回は、負の値が想定されない記事のため省略します。

 

CEILING関数を利用して残業時間の端数を切上げる場合

次のような出勤簿を作成してみました。

CEILING関数_11

 

残業時間の算出

上の画像の表のさらに右側にあるI列にHOUR関数を利用して、普通残業時間のうち「時間」を表示するようにしました。また、J列にはMINUTE関数を利用して普通残業時間のうち「分」を表示するようにしてあります。

CEILING関数_12

関連記事 ExcelでHOUR関数、MINUTE関数を利用して残業時間を計算する

 

端数時間(分)の切り上げ

同じ表のさらに右側のK列には普通残業時間の端数を30分(又は60分)に切上げるためにCEILING関数を利用した式「CEILING(J列,L列)」を入力しました。基準値の「30」分はL列に入力しました。

CEILING関数_13

上の画像のとおりK2セルには、次のような式が入力されています。

「=IF(D2=””,””,CEILING(J2,L2))」

これは、J2の数値10分とL2の基準値の30分を比較して「30」分単位で切り上げるという式になります。(31分~59分の場合は「60」分に切上げます。)

労働基準法に基づく残業代の計算については、下記のパンフレットを参考にしました。

(東京労働局;しっかりマスター労働基準法-割増賃金編-⇒非公開になりましたので、残業代については、次のパンフレットを参考にしてみてください。

東京労働局;パンフレット「労働基準法のあらまし2018」PDF

※ 基準値単位で切り下げをするためには、FLOOR関数を使いますが、残業代の計算でわざわざ使用することはないと思いますので省略します。


■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■

午後からは雨の予報です。すでに雷の音が・・・。PCが心配なので、雷がなった場合、LANケーブル電源を切り離しますが、意味ある行為なのかどうかわかりません。