勘定科目の設定

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会計ソフトで独自の勘定科目を設定するときは次の点に気を付けましょう。難しい設定ではありませんが、意外と誤りやすく、決算時期まで見過ごされてしまう場合があります。


貸借属性

勘定科目の設定画面には、新しく設定する科目について、その科目の残高がプラスになった時に、借方に表示するか、それとも、貸方に表示するかを設定する項目があります。

 

たとえば、現金はプラスの残高になった場合、借方に表示しますので、借方に設定されています。売上については、残高がプラスの場合は、貸方に表示しますので、貸方に設定されています。

 

新しく、「ネット販売売上」という科目を設定した場合、誤って借方に設定してしまうと、期中の仕訳入力が正しく処理されていても、残高試算表等を作成したときにマイナスで表示されてしまいます。

科目の性質を考えて設定をしてください。

※ 会計ソフトによっては、通常の勘定科目の設定画面では、この「貸借」の設定項目が表示されない場合もありますので、会計ソフトのマニュアル等を参照して「貸借」の設定項目を表示させて作業を進めてください。

 

消費税の税区分

消費税の税区分については、仕訳の都度、設定や修正をすることができますが、科目ごとに設定しておくと仕訳の処理スピードが上がりますので、勘定科目の設定画面で事前に設定しておいた方が良いでしょう。

 

決算書表示科目

仕訳処理や合計残高試算表で表示される勘定科目の名称と、決算書で表示される名称が異なる場合があります。(異なる設定ができるようになっています。)

たとえば、現金という勘定科目名であっても、決算書では普通預金等の預金科目と合算して「現金及び預金」という名称で表示することができます。

新しい勘定科目を設定した場合には、決算書の表示名称にも気を付けて設定してみてください。