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こんにちは。税理士のかわべです。
国税庁が令和4年用のEXCELの年末調整計算シートを公開しています。
● 2023/10/19 令和5年分の記事を作成しました。
■ LINK 【令和5年用】国税庁が公開しているEXCELの年末調整計算シート
● 2023/10/14 この記事内のリンクは、国税庁の公式サイトのリンク先の変更により、令和5年分に更新されています。
国税庁の公式サイトのURLでは、バージョンの管理をしていないようです。残念ながら令和4年分については、ダウンロードできなくなっているようですので、ご注意ください。
最新の情報は、国税庁の公式サイト等でご確認ください。
令和5年分の記事については、後日、執筆予定です。
■ LINK 国税庁；年末調整計算シートWeb
■ LINK 国税庁；年末調整計算シート（令和４年用）（Excel/4,241KB) Excel
⇒ Excelのシートは上記のリンクをクリックするとダウンロードが始まります。（ファイル名はkesansheet.xlsm。ダウンロード前に広告が表示される場合があります。）
このページは令和4年11月7日現在の情報に基づき作成しています。法令等の変更があった場合は、この記事の内容と取り扱いが異なる場合がありますので、最新の情報は、国税庁の公式サイト等でご確認ください。
● 参考 国税庁；年末調整計算シートWeb
■ LINK 国税庁；年末調整計算シート（令和４年用）（Excel/4,241KB) Excel
目次 表示
EXCELの年末調整計算シート（令和4年用）
国税庁の公開しているEXCELの年末調整計算シートは「源泉徴収簿、扶養控除等申告書、基礎・配偶者・所得調整控除申告書、保険料控除申告書、住宅借入金等特別控除計算明細書」を確認しながら、年末調整計算に必要な情報を所定のシートに入力することで、各種控除額、年調年税額、還付額などを自動で計算する仕組みになっています。
年末調整に関する知識がなければ、EXCELの年末調整計算シートを使いこなすことは難しいかと思いますが、手書きで源泉徴収簿を作成している人にとっては、検算用のシートとして利用するには最適かも知れません。
以下、簡単に使用方法を確認しておきます。
年末調整計算シート（令和4年用）入力方法
EXCELの年末調整計算シート（令和4年用）の入力手順は次のとおりです。
氏名の入力（1人1ファイル）
扶養控除、障害者控除等の人数を入力
給料、賞与等とそれに対する源泉徴収税額の年の合計額を入力
控除に関する情報を入力
超過額、不足額の精算方法を入力
扶養控除、障害者控除等の人数を入力
氏名等を入力したら、年末調整計算対象者の扶養控除等申告書を参照しながら、該当する控除の人数を入力していきます。
EXCELの年末調整計算シート
「扶養控除、障害者控除等」の人数入力欄
上の画像のとおり、人数を入力すると、自動で扶養控除等の控除額を計算し、集計して表示してくれます。
控除に関する情報の入力
次に源泉徴収簿（給与台帳など）を参照しながら、給料、賞与の1年間の合計額とそれらに対する源泉税額の合計額を入力します。
さらに保険料控除申告書、基礎・配偶者・所得調整控除申告書、住宅借入金特別控除の計算明細書などを参照しながら、それらの控除の情報を入力していきます。
EXCELの年末調整計算シート
各種控除の情報の入力
入力に明らかな誤りがある場合は、エラーメッセージが表示される
控除の情報に明らかな誤りがある場合は、下の画像のとおり、エラーメッセージが表示され年調年税額㉕欄に数値が表示されません。（下の画像の赤色の丸囲み部分）
EXCELの年末調整計算シート
エラーメッセージ
エラーの内容は、上部の余白に表示されます。（上の画像では、緑色の枠囲み部分。）
配偶者控除、基礎控除欄はプルダウンメニューで控除額が表示される
配偶者控除と基礎控除については、次の画像のとおりプルダウンメニューで控除額が表示されるので、選択することになります。
EXCELの年末調整計算シート
プルダウンメニュー
まとめ
国税庁の公開しているEXCELの年末調整計算シートは、控除額、年調年税額、還付額などを自動で計算してくれるので、検算用として使い勝手が良いかもしれません。
しかし、控除の適用要件等は、担当者自身で確認しなければならないので、別途チェックシートを設けるなど、利用に関しては一工夫しなければいけないかと思います。
■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
先週は、人間ドック。体重はあまり増えていませんでしたが、腹囲が大幅に増えていました。（笑）
