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こんにちは。かわべです。
ExcelのSUMIF関数は「もし○○だったら、合計する」という条件を設定し合計値を求める関数です。
今日はこの関数で「○○以上だったら」あるいは、「○○未満だったら」という条件を指定するケースを中心にいくつかの検索条件について記載してみます。
関連記事 SUMIF関数とSUMIFS関数で条件を指定した合計値を表示する
参考 support office;SUMIF関数
目次 表示
SUMIF関数の基本
SUMIF関数の記述方法
SUMIF関数は次のように記述します。
SUMIF関数とは、簡単に記載すると、「もし○○だったら合計しましょう」という関数です。
例えば、「商品がいくつも記載されている売上表から『おにぎり』の販売数量の合計値を表示したい」というような場合に使います。
関数の引数は次のように設定します。
[aside type=”boader”]◆ 範囲
検索条件の対照となる範囲、つまり「○○だったら」の○○が記載されている範囲を設定します。
◆ 検索条件
検索したい文字等を入力します。
◆ 合計範囲
合計したい数値が入力されているセルの範囲を設定します。[/aside]
[aside type=”yellow”]省略等の引数の詳細は、support office;SUMIF関数を参考にしてください。[/aside]
SUMIF関数の使用例
例えば次の画像のような表を作成したときに使用します。
上の画像のC16セルには、SUMIF関数を使って「B16セルに入力した文字と同じ文字が入力されている行のC列の数値を合計する」という式が入力されています。
[aside type=”boader”]「=SUMIF(B2:B11,B16,C2:11)」[/aside]
引数は次のように設定しました。
[aside type=”boader”]『範囲』
B2セルからB11セルが検索条件の対象が入力されているセルとなります。
『検索条件』
B16に入力した値が条件となります。上記の画像では「A」です。
『合計範囲』
C2セルからC11セルを指定しています。[/aside]
SUMIF関数の検索条件の例
「未満、以上」を指定して検索
SUMIF関数の検索条件に「20万円未満」など、一定の数値と比較した条件を指定してみます。
上の画像のC16セルには、SUMIF関数を使って「C列の数値のうち20万円未満の数値を合計するという式が入力されています。
[aside type=”boader”]「SUMIF(C2:C11,“<200000”,C2:C11)」[/aside]
「検索条件」で以上、未満を指定する場合は、ダブルクォーテーションマーク「”」を前後に入力して不等号(等号)マークと数値を入力します。
[aside type=”boader”]
- 20万円未満 「”<200000″」
- 20万円以下 「”<=200000″」
- 20万円以上 「”>=200000″」
- 20万円超 「”>200000″」
[/aside]
(support office;SUMIF関数より)
重要: 文字列条件や、論理記号または数学記号を含む条件は、二重引用符 (“) で囲む必要があります。条件が数値の場合、二重引用符は不要です。
検索条件にセルを指定する場合
SUMIF関数で検索条件に「一定のセルに入力されている数値未満」を指定してみました。
上の画像ではA16セルに「200,000」を入力してありますので、「セルA16に入力されている数値未満」と指定してみます。
《セル指定前の式》「SUMIF(C2:C11,“<200000”,C2:C11)」
上記の式の「“<200000”」を次のように変更するとうまくいきません。
[aside type=”yellow”]《誤り①》「SUMIF(C2:C11,“<A16”,C2:C11)」
《誤り②》「SUMIF(C2:C11,“<“A16”,C2:C11)」
《誤り③》「SUMIF(C2:C11,<A16,C2:C11)」[/aside]
次のように入力したらうまくいきました。
[aside type=”boader”]「SUMIF(C2:C11,“<“&A16,C2:C11)」[/aside]
不等号(等号)マークをダブルクォーテーションマーク『””』で囲み、その後に「&」と「セル番号」を入力すると希望どおりの検索条件を指定することができました。
SUMIF関数の検索条件に「日付」を指定
SUMIF関数では「6/30以前」のように日付を指定することもできます。
上の画像の集計基準のA16セルには、日付を入力しました。また、C16セルにはSUMIF関数を使って「6/30以前の数値を合計する」という式を入力しました。
[aside type=”boader”]「SUMIF(A2:A11,“<=”&A16,C2:11)」[/aside]
検索条件を「6/30以前」としたいため、6/30の数値も集計するように検索条件に「”<=”&A16」と入力しています。(上記の以上、未満の例と違い(検索の)『範囲』を日付の列である「A2セル~A11セル」を指定しました。)
おまけ COUNTIF関数
SUMIF関数と似た関数にCOUNTIF関数があります。COUNTIF関数は「もし○○だったら個数を数えましょう」という関数です。
上記の画像のセルD16には、COUNTIF関数を使って、20万円未満の値の個数を表示するように、次の式を入力しています。
[aside type=”boader”]「COUNTIF(C2:C11,“<200000”)」[/aside]
ワイルドカード文字による検索
SUMIF関数の検索条件にワイルドカード文字(半角の疑問符『?』か半角のアスタリスク『*』)を使うと次のような「任意の文字」を検索条件に加えることができます。
[aside type=”boader”]● 半角の疑問符『?』・・・任意の1文字
● 半角のアスタリスク『*』・・・1文字以上の任意の文字列[/aside]
ワイルドカード文字を使うと次の画像のように集計されます。
上記の画像の緑色の集計表では、「A*」や「A1?」という検索条件をしていしています。
「A*」を検索条件に指定すると頭に「A」のつく商品名「A11、A12、A22、A23」の金額を集計します。(上の画像のC23セル)
「A1?」を検索条件に指定すると「A1と任意の1文字」の商品名「A11、A12」の金額を集計します。
半角の疑問符「?」(B28セル)を検索条件とした場合は、商品名に1文字の名称がないため、集計結果は「0」となります。
半角のアスタリスク「*」(B29セル)を検索条件とした場合は、「1文字以上の任意の文字列」の商品名が検索条件となるので、すべての商品名の金額を集計することになります。
(support office;SUMIF関数より)
“検索条件” には、半角の疑問符 (?) または半角のアスタリスク (*) をワイルドカード文字として使うことができます。ワイルドカード文字の疑問符は任意の 1 文字を表し、アスタリスクは 1 文字以上の任意の文字列を表します。ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符やアスタリスクを検索する場合は、その文字の前に、”~*” のように半角のチルダ (~) を付けます。
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■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
昨日は東陽町のお客様のところへ。
Excelで支払調書を作成してみましたが、うまくいきました。
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