【令和5年分】非居住者である親族について扶養控除等の適用を受ける場合の注意点

令和5年1月1日以後-非居住者である親族について扶養控除等の適用を受ける場合-アイキャッチ

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こんにちは。税理士のかわべです。

令和5年1月1日以後に非居住者である親族について、扶養控除配偶者控除配偶者特別控除又は障害者控除の適用を受ける場合には、従来の親族関係書類などの一定の書類のほかに、区分に応じて留学ビザ等書類38万円送金書類を会社に提出又は提示する必要があります。

これは、次の国税庁が公開している「令和5年1月からの国外居住親族に係る扶養控除等Q&A(源泉所得税関係)」の4ページに掲載されている【参考】画像のとおり、令和5年1月から、扶養控除の対象となる国外居住親族の範囲が変更されたことに伴い、勤務先等に提出(または提示)する書類も変更されたことによるものです。

令和5年1月からの
国外居住親族に係る扶養控除等Q&A
国外居住親族に係る扶養控除等の制度の概要のイメージ
令和5年1月1日以後-扶養控除等のイメージ
(国税庁;令和5年1月からの国外居住親族に係る扶養控除等Q&A(源泉所得税関係)4ページ目より。筆者加工済み。令和4年10月31日引用。)

このページは令和4年10月31日現在の情報に基づき作成しています。法令等の変更があった場合は、この記事の内容と取り扱いが異なる場合がありますので、最新の情報は、国税庁の公式サイト等でご確認ください。


【令和5年1月以後に】非居住者である親族について扶養控除等の適用を受ける場合

令和5年1月1日以後に非居住者である親族について、扶養控除、配偶者控除(または配偶者特別控除)又は障害者控除の適用を受ける場合は、次の画像のとおり、その親族に係る「親族関係書類」、「留学ビザ等書類」、「送金関係書類」又は「38万円送金書類」を勤務先に提出(または提示)する必要があります。

令和5年1月以後に
非居住者である親族について
扶養控除等の適用を受ける場合の確認書類
令和5年1月1日以後-非居住者の扶養控除等の適用を受けるための確認書類

親族関係書類

親族関係書類とは、次の画像のとおりです。

令和5年1月以後
「親族関係書類」とは?
令和5年1月1日以後-親族関係書類とは

留学ビザ等書類

留学ビザ等書類とは、次の画像のとおりです。

令和5年1月以後
「留学ビザ書類」とは?
令和5年1月1日以後-留学ビザ等書類とは

親族関係書類・留学ビザ等書類のQ&A

親族関係書類と留学ビザ等書類についての不明点は、国税庁の令和5年1月からの国外居住親族に係る扶養控除等Q&A(源泉所得税関係)にいくつかQ&Aが掲載されているので、参考にしてみてください。。以下の画像は、その目次です。

令和5年1月以後
親族関係書類・留学ビザ等書類のQ&A
令和5年1月1日以後-親族関係書類、留学ビザ等書類Q&A
(国税庁;令和5年1月からの国外居住親族に係る扶養控除等Q&A(源泉所得税関係)の目次より。筆者加工済み。令和4年10月31日引用。)

送金関係書類

送金関係書類とは、次の画像のとおりです。

令和5年1月以後
「送金関係書類」とは?
令和5年1月1日以後-送金関係書類とは
(国税庁;令和5年1月以後に非居住者である親族について扶養控除等の適用を受ける方へ(令和4年10月)2ページ目から3ページ目より。筆者加工済み。令和4年10月31日引用。)

38万円送金書類

令和5年1月以後
「38万円送金関係書類」とは?
令和5年1月1日以後-38万円送金書類とは

38万円送金書類とは、送金関係書類のうち、その年における支払の合計額が38万円いじょうになることを明らかにする書類となります。

送金関係書類・38万円送金書類のQ&A

送金関係書類と38万円送金書類についての不明点は、国税庁の令和5年1月からの国外居住親族に係る扶養控除等Q&A(源泉所得税関係)にいくつかQ&Aが掲載されているので、参考にしてみてください。。以下の画像は、その目次です。

令和5年1月以後
送金関係書類・38万円送金書類のQ&A
令和5年1月1日以後-送金関係書類、38万円送金書類Q&A
(国税庁;令和5年1月からの国外居住親族に係る扶養控除等Q&A(源泉所得税関係)>目次の2ページ目より。筆者加工済み。令和4年10月31日引用。)

■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■

先週は、久々に鎌倉方面へ。平日だったので、電車は予想ほど混んでいませんでした。(紅葉が始まると混雑するんでしょうね。)