Excelで日付データを文字列として使用する

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Excelでセルに入力されている日付データを文字列で使うにはどうしたら良いでしょうか?

今日はExcelのセルに入力されている日付を文字列として文章に取り込む方法について記載します。

日付表示_11

(使用Excel)2010

参考

参考 microsoft;日数および日付の表示方法と計算方法 – Excel 操作の基本編(リンク切れ)

参考 Office Support;TEXT関数

関連記事 Excelで日付の表示を工夫する

関連記事 【Excel】文字をくっつけるCONCATENATE関数

Excelの日付データを文字列として使う方法

Excelのセルに入力された日付データを文字列として使うにはTEXT関数と使用します。

CONCATENATE関数で日付データをそのまま使うと・・・

文字列を結合するCONCATENATE関数を日付データについて使用すると次のような表示になってしまいます。

日付表示_12

C4セルには、CONCATENATE関数を使用して、C2セルに入力されている「2015/5/15」を表示させると、1900/1/1からカウントされている数値が表示されてしまいます。(Excelの日付については、下の引用部分でご確認ください。)

Excelの日付のカウント

Excelでは1900/1/1を「1」日目として日付をカウントしています。

(microsoft;日数および日付の表示方法と計算方法 – Excel 操作の基本編(リンク切れ)より)

Excel で日時の計算を行なう場合、”シリアル値” を基本とします。シリアル値とは、日付と時刻を数値で表したもので、Excel では日付と時刻をシリアル値に置き換えて計算します。シリアル値では、1900 年 1 月 1 日を “1” とし、1900 年 1 月 1 日から 9999 年 12 月 31 日の日付は、1 ~ 2958465 の整数に置き換えられます。また、時刻は 1 日の一部として小数値で置き換えられます。

上の画像で2015/5/15は42,139日目ということになり、CONCATENATE関数でこの日付データを使用するとそのまま「42,139」を表示してしまいます。

そこでTEXT関数を使うと文字列として日付を表示することができます。

TEXT関数を使って日付データを文字列に

TEXT関数は次のように使用します。

(Office Support;TEXT関数より)

「=TEXT(書式設定する値, “適用する表示形式コード”)」

例えば、先ほどの「2015/5/15」をカウントされた数値ではなく、日付として表示させるためには次のように記述します。

「=TEXT(C2,”yyyy/m/d”)」

日付表示_13

和暦で表示させる場合は次のように記載します。

「=TEXT(C2,”ggge年m年d日”)」

日付表示_14

表示形式はセルの書式設定を参考にすることができます。

日付表示_15

CONCATENATE関数とTEXT関数を組み合わせる

CONCATENATE関数とTEXT関数を組み合わせると日付表示を文字列に組み込むことができます。

「=CONCATENATE(“自 ”,TEXT(D2,”ggge年m月d日”),”   至 ”,TEXT(E2,”ggge年m月d日”))」

日付表示_16

私は、経理資料を作成するときに期首と期末の日付をそれぞれ1つのセルに入力し、すべての資料にその数値が反映されるようにしています。

翌期に繰り越した時にとても便利です。

■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■

今日は東陽町へ。

クライアントと「鳥獣戯画」展の話になったのですが、あまり見た記憶がないです。展覧会は2時間待ちだそうです。