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こんにちは。かわべです。
Excelで合計値を表示する場合にはSUM関数等を利用するかと思いますが、SUBTOTAL関数かAGGREGATE関数を使用すると非表示にした行を集計するかどうかを選択することができます。
(使用Excel;2013)
目次 表示
SUBTOTAL関数
SUBTOTAL関数の記述方法
SUBTOTAL関数は次のように記述します。
[aside type=”boader”]「=SUBTOTAL(集計方法,範囲,[範囲2],…)」[/aside]
SUBTOTAL関数の集計方法
SUBTOTAL関数の集計方法は数値を指定しますが、次のように決まっています。
(microsoft;SUBTOTAL関数より)
SUBTOTAL関数の使用例
合計値を算出する方法
SUBTOTAL関数では、SUM関数と同じように指定範囲の合計値を算出することができます。
SUBTOTAL関数で合計値を算出するには、集計方法「9」と記述します。
上の画像では、C12セルにSUBTOTAL関数の記述をしてあります。(上の画像の赤色の枠囲み部分)C5~C11の合計値を表示しています。
※ SUM関数で記述する場合
上の画像のSUBTOTAL関数の式は、SUM関数を使って記述することができます。(SUM関数と使う方が多いかと思います。当たり前ですが、表示される結果は同じです。)
非表示の行を集計しない方法
SUBTOTAL関数では非表示の行を集計しないことができます。
先にSUM関数を使用している場合、行を非表示にしたらセルがどのような結果を表示するかを確認していみます。
上の画像ではC12セルにSUM関数を使って週(8/3~8/9)の合計値を表示していますが、平日(8/3~8/7)を非表示にしても週の合計金額184,000円に変化はありません。
SUM関数では「平日を非表示にして毎週土日の売上のみを集計したい」という処理をするのは難しそうですが、SUBTOTAL関数を使うとどうなるでしょうか。
SUBTOTAL関数の場合、集計方法を「9」から「109」に変更すると次のように非表示にした行の売上を集計しなくなります。
上の画像では、C12セルにSUBTOTAL関数を使った式を記述しています。集計方法は「109」です。(上の画像の水色の矢印)集計範囲はC5~C11セルのままです。
このように記述すると、非表示の8/3から8/7までは集計されず、8/8と8/9の2日間の数値の合計77,000円が表示されます。
AGGREGATE関数
AGGREGATE関数の記述方法
SUBTOTAL関数と似た働きをする関数でAGGREGATE関数という関数があります。
AGGREGATE関数は次のように記述します。
[aside type=”boader”]「=AGGREGATE(集計方法,集計方法, オプション, 範囲 1, [範囲 2], …)」[/aside]
AGGREGATE関数の集計方法
AGGREGATE関数での集計方法は、SUBTOTAL関数と同じく数値を指定しますが、次のように決まっています。
(microsoft;AGGREGATE関数より。引用の画像は小さいので、詳細はリンク先でご確認ください。)
AGGREGATE関数のオプション
上の画像の集計方法の数値で確認できるようにAGGREGATE関数にはSUBTOTAL関数のような100桁の数値はありません。
その代わり、「オプション」のところで非表示等の行の取り扱いを指定します。オプションは次のように決められています。
(microsoft;AGGREGATE関数より)
AGGREGATE関数を使って非表示の行を集計しない記述
このAGGREGATE関数を使って、SUBTOTAL関数のように非表示の行を集計しないためには、集計方法「9」、オプション「1」を指定して記述します。
次の画像のとおり、非表示の行を集計しないことができました。
まとめ
なかなか便利な関数です。
私は、税理士業務では非表示にする行があってもSUM関数を使用しています。給与の集計等で表示した行だけを集計したい場合はSUBTOTAL関数を使うことが多いです。
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■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
かなりの大雨です。風に強い傘を購入しようと思っていましたがレインコートのほうが良いかな?
(↑風に強い傘だそうです。)