記録することによって見えてくるもの

家計簿の大切さがわかる水木しげるさんの「ゲゲゲの家計簿」

かわべ
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生誕:1969年 東京 生まれ 趣味:楽器演奏(St.Bass、E.Bass)     読書(ミステリー)     映画鑑賞(学生時代、映画館でアルバイト経験あり)
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水木しげるさんがお亡くなりになりました。水木しげるさんの作品の「ゲゲゲの家計簿」(上、下巻)は、水木さんの家計簿から半生を振り返る作品ですが、とても面白かったです。

(Amazonより)

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作品情報

水木しげるさん、ご本人がつけていた家計簿に基づき作成された作品です。

2012年 小学館

 

昭和26年頃から水木プロダクションを設立された昭和41年ごろまでの家計簿が、水木プロダクションの机から見つかったことから作成された作品のようです。

水木さんの戦後の生活の様子がお金の収支に基づき描かれています。

 

雑感

水木さんが借金をして購入した賃貸アパートを経営しながら紙芝居を書いて生活をしているところから作品は始まります。借金をしてアパートを購入するというところは、戦後の混乱期を考えるとななかなか大胆な行動のように思います。

家計簿をつけていたからできた判断だと思いますが、アパートを売却してしまうところがまたすごいです。「家賃収入があると生活が安定する」という理想を家計簿をつけることによって(ケースによっては)「幻想である」ことを的確に見抜いていると感じました。(ちょっと大げさですね。)

作品を読むと質屋さんに行くシーンが多く描かれていて生活は大変だったようです。質屋さんに行ったという記録も帳簿にしっかりと記録されているようです。

税理士としては、戦後の混乱期にどのようにしてアパートの購入資金を借入れたのかということが気になりますが、アパートの購入については詳しくは描かれていません。

収支を把握するために家計簿をつけることはとても大切であると感じました。(約15年間、継続しているところも素晴らしいです。)

作品には、紙芝居、貸本屋、漫画と水木さんの収入の変遷が描かれています。水木さんご本人の記憶によるところが大きいとは思いますが、家計簿にその時代時代の収入と支出が記録されていたことが漫画の構成の一助になっているようです。

お金の記録が人生の記録にもなっているということでしょうか。

(筆者は「ゲゲゲの女房」を読んでおらず、ドラマも見ていないのでわかりませんが、同じようなエピソードが出てくるのかも知れません。)

 

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関連作品

(関連作品)と言ってよいかどうかわかりませんが、佐藤秀峰さんの「漫画貧乏」も面白いです。絵を描く仕事は認められるまではとても大変なようです。

(この「漫画貧乏」は電子書籍は無料で読めるのかな?それぞれの販売サイトでご確認ください。)


■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■

寒くなって体調がいまいちです。年末、気をつけながら仕事に励みます。時間調整のためによったコーヒーショップのコーヒーが熱く下をやけどしてしまいました。あちっ!

 

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