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こんにちは。税理士のかわべです。
法定調書の記載金額に誤りがあった場合は、誤って作成した法定調書と、新しく作成した正しい法定調書を一定のルールに従って提出しなければなりません。また、法定調書を追加する場合もルールがあります。
今日は、法定調書の訂正と追加方法について記載します。
[aside type=”yellow”]H29.1.30記事を加筆・訂正しました。
記事内の「法定調書合計表」は「給与所得者の源泉徴収票等の法定調書合計表」を指します。[/aside]
参考参考 国税庁;提出した法定調書に記載誤りを発見した場合の訂正方法
参考 国税庁;平成28年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引
参考 e-tax;e-Taxでのデータ送信後に、提出した法定調書に誤りが見つかりました。訂正をするにはどうすればよいですか。
参考 e-tax;e-Taxでのデータ送信後に、提出漏れの法定調書が見つかりました。追加分のデータを送信するには、どのようにすればよいのですか。
法定調書を税務署の窓口(郵送を含む)で提出した場合
法定調書と法定調書合計表を税務署の窓口で提出(電子申告を利用していない場合)し、すでに提出している法定調書や法定調書合計表に訂正や追加が生じた場合は、次のような取り扱いとなります。
(1) 法定調書の訂正の場合
法定調書や法定調書合計表の訂正は、(追加と比較すると)ちょっと大変です。
① 無効分の作成
すでに提出している法定調書と法定調書合計表と同じもの(または控えの写し)を用意して、「無効」として提出します。手順は次のとおりです。
(国税庁;提出した法定調書に記載誤りを発見した場合の訂正方法より)
(国税庁;平成28年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引>29ページより)
1 先に提出した「法定調書」の写し
先に提出した法定調書と同じ内容のものを作成するか、控えの写しを使用し、その法定調書の右上部余白に「無効」と赤書きします。2 無効分の「合計表」
無効とした法定調書の支払金額等を記載した合計表を作成し、「調書の提出区分」欄に「4」(無効)と記入してください。
② 正しい法定調書及び合計表の提出
上記①の「無効分」を用意したら、正しい内容の法定調書と合計表を「訂正分」として作成し、「無効分」と一緒に提出します。
3 正しい「法定調書」
正しい内容の法定調書を作成し、その法定調書の右上部余白に「訂正分」と赤書きします。4 訂正分の「合計表」
訂正分とした法定調書の支払金額等を記載した合計表を作成し、「調書の提出区分」欄に「3」(訂正)と記入してください。
(2) 追加の場合
法定調書を追加提出する場合は、追加する法定調書を用意して、追加の内容を記載した法定調書合計表と一緒に提出します。
1 「法定調書」(追加提出分)の作成
2 「合計表」(追加提出分)の作成 追加した法定調書の支払金額等を記載した合計表を作成し、「調書の提出区分」欄に「2」(追加) と記入してください。
※ 合計表については、追加箇所のみを記載の上、提出してください。
法定調書をe-Taxで提出した場合
法定調書をe-Taxで提出した場合も、基本的には税務署の窓口で提出した場合と同じ取り扱いとなります。
(1) 訂正の場合
e-Taxで提出した法定調書を訂正する場合は、次のとおりです。
(e-Tax;e-Taxでのデータ送信後に、提出した法定調書に誤りが見つかりました。訂正をするにはどうすればよいですか。より)
訂正を行う場合には、以下のようにしてください。
- まず、訂正する前の内容で「無効分」の法定調書を作成し、その内容を入力した法定調書合計表と併せて送信してください。
- 次に、訂正後の内容で「訂正分」の法定調書を作成し、その内容をを入力した法定調書合計表と併せて送信してください。
(2) 追加の場合
e-Taxですでに法定調書合計表を送信済みで、その後、新たに法定調書を追加する場合は、追加分のみの内容を送信することになります。
(e-Tax;e-Taxでのデータ送信後に、提出漏れの法定調書が見つかりました。追加分のデータを送信するには、どのようにすればよいのですか。より)
度、法定調書合計表とともに調書を作成して送信してください。
その際には、法定調書及び法定調書合計表について、追加分のみの内容(人員・支払金額等)を入力し、送信してください
■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
今日の昼は近くの弁当屋で惣菜を買って食べました。がっつりしたものを食べたい時もありますが、最近は惣菜を自分で組み合わせて買うことが多いです。