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こんにちは。税理士のかわべです。
[aside type=”pink”]平成30年7月2日(月)に平成30年分の路線価が公開されました。
この記事は平成29年分の路線価図について取り扱っていますが、リンク先は新しい平成30年分の路線価図となりますのでご注意ください。
後日、新しい記事を書きます。[/aside]
平成29年7月3日に平成29年分の路線価図・評価倍率表が公開されました。今年も、路線価を調べる方法について初心者の方向けの記事を作成してみました。
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表より)
[aside type=”pink”]この記事は平成29年7月10日現在、確認することができる法令等に基づいて執筆しています。路線価を検索する場合は次の点に注意してください。
※ 路線価の表示されない土地もあります。
※ 土地の評価方法は専門家にご確認ください。
(路線価でわかるのは、「土地の価額はこれぐらいかな~」ということだけです。正確な評価方法や市場価格についてはまた別の話となります。)[/aside]
目次 表示
路線価とは?
路線価とは、「路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額(千円単位で表示しています。)のこと」です。
(国税庁;路線価図の説明より)
路線価は、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額(千円単位で表示しています。)のことであり、路線価が定められている地域の土地等を評価する場合に用います。
なお、路線価が定められていない地域については、その市区町村の「評価倍率表」をご覧ください。
ポイントは、次の3つです。
[aside type=”yellow”]ポイント
● 1㎡あたり(の価額であること)
● 千円単位(で表示されていること)
● 路線価が定められていない地域があること[/aside]
初心者のための路線価の検索
さっそく検索してみましょう。初心者の方向けに、基本的な検索方法を記載してみます。
[aside type=”yellow”]検索サイトで「土地の地番」と「路線価」というワードで検索をする方法もありますが、古い年度が表示される場合もありますので、まずは基本的な方法(以下の『検索方法その1』を確認しておいたほうが良いでしょう。[/aside]
路線価の検索方法その1
最初に国税庁の「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」を開きます。
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表より)
上の画像をクリックすると最新年分(この記事の作成時点では「平成29年分」)が表示されています。
都道府県を選択する
最新年分の日本地図上で、検索したい土地の都道府県をクリックします。(たとえば、東京都の土地の路線価を調べたい場合は、日本地図の東京の文字あたりをクリックします。)
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表より)
別の方法として、同じ最新年分の画面の左下に国税局単位で管轄の都道府県名が表示されていますので、この都道府県名をクリックして選択することもできます。
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表より)
路線価図をクリック
都道府県を選択すると『財産評価基準書目次』が表示されるので、1.土地関係の「路線価図」をクリックします。(下の画像の緑色の丸囲み部分。)
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表>東京都の画面より)
市区町村の選択
路線価図をクリックすると次のように市区町村が表示されますので、検索したい土地の市区町村をクリックします。
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表>東京都の画面より)
町丁名の選択
次に選択した市区町村の地名が五十音順で表示されますので、目的の町丁名の「路線価図ページ番号」をクリックします。5桁のページ番号を選択するとその町丁名付近の路線価図が表示されます。
明石町でも3つの番号が記載されています。初めて検索する場合は、どの番号に目的の土地が記載されているかわからないかと思います。
その場合は次の『索引図を使った路線価図の選択」という方法で目的の土地を探してみてください。
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表>東京都>中央区の画面より)
索引図を使った路線価図の選択(五十音順の町丁名索引を利用しない方法)
私は、上記の五十音の地名から方法で目的の場所を探すのが不得意で、「索引図」というページから目的の土地の路線価図を選択するようにしています。「索引図」は上の画像の「この市区町村の索引図ページへ」をクリックします。(下の画像の緑色の枠囲み部分)
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表>東京都>中央区の画面より)
「この市区町村の索引図ページへ」をクリックすると次のような画面が表示されます。
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表>東京都>中央区>索引図の画面より)
地図が四角に区切られ、その四角の範囲のうち目的地を含む範囲をクリックして路線価図を選択します。
[lnvoicer icon=”https://ar-kawabe.com/blog/wp-content/uploads/2015/06/1527_Ako_NC_31.jpg” name=”管理人”]この方法を利用する場合は、Google Map等であらかじめ土地の場所を確認しておくと良いでしょう。[/lnvoicer]
路線価図
町丁名索引等の画面で路線価図の5桁のページ番号を選択すれば、次のような画像が表示されます。
これが『路線価図』です。下の画像は18008番の路線価図です。
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表>平成29年分 > 東京都 > 路線価図 > 中央区 (町丁名索引) > 中央区 (索引図) >18008(ページ)より)
この路線価図から目的の土地の路線価を確認します。
検索対象の土地がこの路線価図の範囲に表示されていない場合は、前の画面に戻って選択しなおすか、左側のメニューの「接続図」(上の画像の左下部分)に表示されている番号をクリックして探していくことになります。
路線価の検索方法その2
上記の基本的な方法以外に、検索サイトで「土地の地番」と「路線価」を入力して検索をする方法もあります。
Googleに地番、路線価を入力して検索
例えばGoogleに「西東京市北町4 路線価」と入力して検索すると次のような結果が表示されました。(この記事の掲載時点での結果です。)
公告を除くと1番上に目的の路線価図のページが表示されたのですが、年度が最新年分ではないので注意しなければなりません。
平成28年分をクリックしてみました。
(国税庁;財産評価基準 路線価図・評価倍率表>平成28年分の東京都>西東京市>町丁名索引より)
当たり前ですが、平成28年分の西東京市の町丁名索引のページが表示されました。
このページから同じ市の最新年分の町丁名索引のページに移動できれば、この検索方法も良いかと思ったのですが、残念ながら直接は移動できないようです。
「西東京市北町4 路線価 平成29年」と入力しても、検索の結果は(この記事の作成時点では)ほぼ変わらず、平成29年分は表示されませんでした。
そのうち、平成29年の路線価も検索結果として表示されるようになると思うので、簡易的な検索方法として覚えておいて良いでしょう。
路線価図で路線価を確認する
目的の土地の路線価図を選択したら、路線価を確認してみましょう。
路線価図は、道(路線)に「数値」と「アルファベット」が記載されています。
(財産評価基準 路線価図・評価倍率表>平成29年分 > 東京都 > 路線価図 > 西東京市 (町丁名索引) > 西東京市 (索引図) > 62081(ページ)より)
たとえば上の画像の赤い枠囲み部分の「165D」は、「この道路(路線)に面している土地は1㎡あたり165千円(つまり16万5千円)」ということをあらわしています。
(Dについては省略します。詳しくは国税庁の路線価図の説明をご参照ください。)
銀座5丁目の路線価を比較
毎年、この記事で記載していますが、一番高い場所を比較してみます。
[lnvoicer icon=”https://ar-kawabe.com/blog/wp-content/uploads/2015/06/1527_Ako_NC_31.jpg” name=”管理人”]毎年、路線価が発表されるたびに話題になるので、今更という感じですが、自分の目で確認するのも良いかと・・・[/lnvoicer]
(財産評価基準 路線価図・評価倍率表> 平成29年分 > 東京都 > 路線価図 > 中央区 (町丁名索引) > 中央区 (索引図) > 18008(ページ)より)
上の画像のとおり、平成29年は「40,320A」と表示されているので、1㎡あたり40,320千円(つまり4,032万円)となります。
ちなみに、平成28年分は「32,000A」、1㎡あたり32,000千円(つまり3,200万円)でした。
(財産評価基準 路線価図・評価倍率表> 平成28年分 > 東京都 > 路線価図 > 中央区 (町丁名索引) > 中央区 (索引図) > 18008(ページ)より)
さらに、平成27年分は「26,960A」、1㎡あたり26,960千円(つまり2,696万円)でした。
(財産評価基準 路線価図・評価倍率表>平成27年分>18008ページより)
■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
土日の関東はかなり暑かったです。雑記ブログにも書きましたが、自宅の書棚スペースから本があふれてしまったので、思い切って100冊程度、処分しました。私は、本を繰り返し読むタイプなので、捨てるのは苦手。