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こんにちは。税理士のかわべです。
医療費控除やセルフメディケーション税制の適用を受ける場合は、1年分の医療費の領収書を集計しなければなりませんが、普段、電卓を使わないなど数値の集計作業になれていなければ、かなり時間がかかります。
このうち「医療費控除」を受けるなら、国税庁が公開している「医療費集計フォーム」を利用して、Excelで医療費の領収書を集計してみてはいかがでしょうか?(記事掲載日現在、[keikou]セルフメディケーション税制用の集計フォームは公開されていないようです。[/keikou])
[aside type=”boader”]LINK 国税庁;平成30年分 確定申告特集>医療費集計フォームのダウンロード(Ver3.0のExcelファイル※) web
又は
LINK国税庁;確定申告書等作成コーナー>医療費集計フォーム(Ver3.1のExcelファイル) web
※ H31.1.16時点で確認したところ平成29年分としてVer3.0のExcelファイルが公開されていますが、筆者がテストしたところ、確定申告書コーナーで問題なく読み込めました。
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この「医療費集計フォーム」は、国税庁の「確定申告書作成コーナー」で読み込みができるため、今まではe-Taxを利用して電子申告をする場合でしたが、明細書の添付が必須となった平成29年分の所得税の確定申告からは、同じ国税庁の「確定申告書作成コーナー」で「書面提出」を選択した場合でも読み込みに利用すると便利かと思います。
関連記事 平成29年分の所得税の医療費控除に関する明細書のイメージが公開されました
[aside type=”lime”]!!! 還付申告できる期間 !!!
所得税の確定申告書を提出する義務のない人が、給与等から源泉徴収された所得税額の還付を受けるための申告(還付申告)を提出できる期間については、国税庁の次のサイトでご確認ください。
LINK 国税庁;No.2035 還付申告ができる期間と提出先 web[/aside]
[aside type=”yellow”]この記事は平成31年1月28日時点で確認することができる法令等に基づき作成されています。サイトの仕様変更、法令等の改正があった場合は、記事内容と相違することもありますのでご注意ください。
また、この記事は過去に作成した記事を平成30年分の所得税の確定申告(平成31年3月15日申告期限)用にリライトしたものです[/aside]
参考 国税庁;平成30年分確定申告特集>医療費集計フォームのダウンロード web
参考 国税庁;確定申告書等作成コーナー web
参考 国税庁;平成29年分確定申告の医療費の明細書添付義務化のお知らせ(平成29年9月)(リンク切れ) PDF
医療費集計フォームとは
現在Ver3.0とVer3.1が公開されていますが、平成30年分の所得税の確定申告には、どちらのファイルも利用できるようです。(上の画像はVer3.0、下の画像はVer3.1です。それぞれのダウンロード方法は、次の章を参照してください。)
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医療費集計フォームの特徴「確定申告書等作成コーナー」で読み込みができる!
この医療費集計フォームは、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作成する場合、「入力方法の選択(医療費控除)」の画面で、「医療費集計フォームを読み込む」をチェックして読み込むことができます。
(国税庁;確定申告書等作成コーナー>医療費控除の入力画面より)
[lnvoicer icon=”https://ar-kawabe.com/blog/wp-content/uploads/2015/06/1527_Ako_NC_31.jpg” name=”管理人”]集計した表をそのまま読み込めるので、時間短縮になります!!!。
確定申告をWeb上で作成していると、資料が足らなかったり、入力途中に集計ミスに気づいたりと、何度か再入力することもあるので、医療費だけでも別途集計しておけば、何度でも読み込み可能ですで便利ですよ!
もちろん、確定申告書等作成コーナーで作成途中の申告書等のデータを保存しておくこともできるので、医療費の入力件数が少ない人は、Excelで別途集計することはないかも知れませんね。
Excelファイルの取り扱いに抵抗のない人や、とりあえず医療費だけを先に集計しておきたい人には、おすすめです。[/lnvoicer]
医療費集計フォームのQ&A
医療費集計フォームは、Excel等の表計算を利用しますが、Q&Aが公開されていますので、参考にしてみてください。
(国税庁;確定申告書等作成コーナー>「よくある質問」の医療費集計フォームより)
国税庁の医療費集計フォームのダウンロード手順
すでに記載のとおり、平成30年分の所得税の確定申告(平成31年3月15日申告期限)で使用することがdけいる医療費集計フォームにはVer3.0とVer3.1があります。
ダウンロードする場所が異なりますので、以下に手順を記載しておきます。
医療費集計フォーム(Ver3.0)
医療費集計フォーム(Ver3.0)は次のページでダウンロードできます。
LINK 国税庁;平成30年分 確定申告特集>医療費集計フォームのダウンロード(Ver3.0のExcelファイル※) web
(国税庁;平成30年分 確定申告特集>医療費集計フォームのダウンロードより)
医療費集計フォーム(Ver3.1)
医療費集計フォーム(Ver3.1)は、国税庁の確定申告書等作成コーナーからダウンロードページすることができます。
国税庁の確定申告書等作成コーナーを開き、右側のメニューのなかから「医療費集計フォーム」(下の画像の赤色の枠囲み部分)をクリックします。
(国税庁;確定申告書等作成コーナーより)
●「医療費集計フォーム ダウンロード(平成29年分以降用)」をクリック
表示された医療費集計フォームのページの真ん中に表示された「医療費集計フォーム ダウンロード(平成29年分以降用)」(下の画像の赤色の丸囲み部分)をクリックします。
医療費の領収書は5年間保存
(国税庁;平成29年分確定申告の医療費の明細書添付義務化のお知らせ(平成29年9月)(PDF/753KB)(リンク切れ)より)
平成28年分までは確定申告書を印刷して書面で提出する場合は、医療費の領収書の添付が必要でしたが、平成29年分以降の確定申告で平成30年1月1日以後に提出する申告書からは、医療費の領収書の添付等が[emphasis]不要[/emphasis]になりました。
ただし、控除を受ける場合は、医療費の明細書又は医薬品購入費の[keikou]明細書を確定申告書に添付する[/keikou]必要があり、[keikou]医療費の領収書は5年間、自宅に保存しなければなりません。[/keikou]
医療費集計フォームの読み込み作業
確定申告書等作成コーナーで確定申告書を作成する場合は、医療費控除のところで医療費集計フォームを読み込むことができます。
多くの人があまり迷わずに読み込み作業ができると思いますが、手順を記載しておきます。
[aside type=”boader”]・ 「所得控除の入力」画面までの手順は省略します。
・ 以下の引用画像は、確定申告書等作成コーナーで「書面提出」を選択した場合の画像となります。[/aside]
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ファイルを選択後、表示された「ファイルを選択」横のファイル名を確認し、問題なければ、同画面の右下に表示されている「選択したファイルを読み込む」をクリックします。(既にファイルが読み込まれている場合には、入力内容を全て削除して上書きすることになるようです。)
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■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
週末は新潟へ。とても寒かった。ちょっと体調が悪くなっちゃった。