交通政策審議会の「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)」

h28_東京都の都市鉄道答申の画像

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国土交通省のサイトに交通政策審議会の「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)」が公開されました。鉄道好きの私には興味深い答申だったので、ちょっとだけ記事にしてみました。

(国土交通省;東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)PDFファイル(リンク切れ)より)

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参考

参考 国土交通省;東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)PDFファイル(リンク切れ)

(国土交通省;ホーム>国土交通省について審議会・委員会等交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会>答申より)


東京圏の都市鉄道の現状と将来の動向

答申では最初に東京圏の都市鉄道の現状と将来の動向について記載しています。

東京圏の都市鉄道の現状を、平成12年の第18号答申に記載した「今後対応すべき課題」の6項目について対応状況を記載しています。

(国土交通省;東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)PDFファイル(リンク切れ)>3ページより)

(1)混雑の緩和、(2)速達性の向上、(3)都市構造・機能の再編整備等への対応、(4)空港、新幹線等へのアクセス機能の強化、(5)シームレス化、(6)バリアフリー化の6項目を挙げていた。これらの課題への対応状況は以下のとおりである。

私が気になったのは「混雑の緩和」についてです。ここ20年ぐらい、混雑率はほぼ横ばいなんですね。

(国土交通省;東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)PDFファイル(リンク切れ)>4ページより)

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混雑率については、「第18号答申及び交通政策基本計画」で「平成42年に」おいて、「ピーク時における主要31区間の平均混雑率を150%とする」という目標のようですが、なかなか難しいようです。

(国土交通省;東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(答申)PDFファイル(リンク切れ)>10ページより)

2030年(平成42年)において、例えば第18号答申及び交通政策基 本計画において定められた、ピーク時における主要31区間の平均混雑率を150% とする目標の達成も困難であると推計される。

 

東京圏における今後の都市鉄道のあり方

次に東京圏における都市鉄道のあり方について記載しています。

いくつかの事業計画が掲載されていますが、私の良く利用する路線として次の2つが気になりました。

 

中央線

中央線は立川まで複々線化されるプロジェクトが記載されています。数年前に三鷹と立川の間で断続的に高架の工事が行われましたが、複々線化はされませんでした。中央線快速の混雑率は複々線化されると緩和されると思いますので、良く利用するので助かります。(そういえば、中央線快速車両にグリーン車を導入する話もありますね。「中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について 」(2015年2月4日。東日本旅客鉄道)PDFファイル)

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大江戸線

東所沢まで延長される案が記載されています。西武鉄道と東武鉄道の混雑率に良い影響がありそうで期待してしまいます。(さらに東所沢駅からもう少し延長して西武鉄道のどこかの駅を繋がるともっと便利になると思うのですが・・・。)

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■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■

関東は暑いですね。ちょっと歩くだけで汗ばむ季節になりました。