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税理士事務所では確定申告時期に次いで多忙な3月決算法人の申告時期が終了しました。(税理士事務所もいろいろなので、繁忙期に違いはありますが・・・)私の印象ですが、昨年の消費税率の改正等の影響により納税額が増加した企業が多くなったと感じています。
消費税、法人税等の納付額が多い場合は、国税について「ダイレクト納付」を利用することも検討してみてはいかがでしょうか?
※ 「ダイレクト納付」は電子申告とともに一定の手続きをすることにより、事前に届け出た銀行口座から振替等によって納付手続きを完了することができる制度です。
※ 「ダイレクト納付」の(最初の)手続きには1ヶ月程度かかるようですので、納付期限が迫っている場合は、余裕をもって手続きをする必要があります。
※ 地方税のeltaxには「電子納税」という制度があります。この制度は、地域ごとに利用できる税目が異なり、また、Pay-easyサービスを利用して納付する制度となるため、国税の「ダイレクト納付」制度とは利便性に差があると感じていますが、インターネットバンキングを利用している場合で、Pay-easyサービスを利用できる場合は、納付<手続きを簡素化することができると思います。
参考
参考 国税庁;[手続名]ダイレクト納付の手続
参考 国税庁;ダイレクト納付をご利用の際の注意事項等(リンク切れ)
参考 国税庁;利用可能金融機関一覧
参考 国税庁;e-tax>ダイレクト納付による納税手続
参考 国税庁;e-tax>「ダイレクト納付」についてよくある質問
参考 国税庁;e-taxソフト操作マニュアル>13電子納税を行う
参考 eltax;電子納税(リンク切れ)
参考 eltax;地方公共団体ごとのサービス状況(リンク切れ)
目次 表示
ダイレクト納付
ダイレクト納付とは?
ダイレクト納付とは、e-Taxにより申告書等を提出した後、預貯金口座から、即時又は指定した期日に、口座引落しにより国税を納付することができる制度です。
(国税庁;[手続名]ダイレクト納付の手続より)
ダイレクト納付の特徴
納付手続きの簡略化
電子申告とともに一定の手続きをすることにより、事前に届け出た口座から振替により納付手続きを完了することができます。(金融機関の窓口に並ぶ必要はありません。)
納期限内で振替日を選択できる
納付する税目の納期限までの間で、振替日を指定することができます。(電子申告をしたその日に金融機関の>取り扱い時間内であれば、即日納付することも可能です。)
ダイレクト納付の手続
ダイレクト納付の開始方法
ダイレクト納付を開始するためには、事前に届出書を提出する必要があります。
(国税庁;【入力用】ダイレクト納付利用届出書(PDF/354KB)より)
ダイレクト納付を利用する際の注意点等
ダイレクト納付を利用することができる金融機関
利用できる金融機関は「利用可能金融機関一覧」で確認することができます。
利用開始のお知らせ
届出書を管轄の税務署に提出すると、しばらくしてe-taxのメッセージボックスに利用可能のお知らせが届き、ダイレクト納付制度を利用することができます。
(国税庁;ダイレクト納付をご利用の際の注意事項等(リンク切れ)より)
税務署にダイレクト納付利用届出書が提出された後、税務署と金融機関において所定の確認・登録作業が完了し、ダイレクト納付の利用が可能となった方には、e-Taxのメッセージボックスに「ダイレクト納付登録完了通知」が格納されます。
ダイレクト納付の操作マニュアル
実際の申告時の操作方法はe-taxソフトの操作マニュアル等を参考にしてみてください。
LINK 国税庁;e-taxソフト操作マニュアル>13電子納税を行う
eltaxの電子納税
eltaxの電子納税制度は国税のダイレクト納付制度と異なり、事前に届出書の作成は必要ありませんが、eltaxの利用者IDを取得するなど「事前の準備」は必要です。
まとめ
ダイレクト納付は期日を指定できるので月末の多忙な時間を有効に使うことができるようになります。納付書を書く手間も省けますので、なかなか良い制度だと思います。
地方税については、指定の口座からの振替という手続きがないため、国税と地方税の両方について金融機関(コンビニのATMを含む)に行かずに納付手続きを完了するためには、Pay-easyサービスを利用することができるインターネットバンキングの契約が必然となるようです。
■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
今日は、諸事情により5kmぐらい歩くことに。腰が痛いです。