わかば、エコーなど。平成28年4月1日より増税されるたばこ

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こんにちは。税理士のかわべです。

わかばやエコーなど、平成28年4月1日に次の6銘柄(紙巻たばこ3級品)のたばこ税が増税されます。これに関連して、平成28年4月1日午前0時に、増税の対象となる6銘柄の紙巻たばこ5,000本以上を所有する販売業者等に対して、「手持品課税」も実施されます。

[aside type=”pink”]● H29.1.29追記

この記事で取り扱っている6銘柄について「H29.4.1から1箱30円の値上げ」という報道がありました。H29.4.1以後は、この記事で記載している価格、引用している表の価格とは異なりますので、ご注意ください。[/aside] [aside type=”yellow”]● H28.3.13追記

この記事はたばこ税について記載しています。JTが平成28年4月1日に実施するたばこの小売価格の改定については、こちらのPDFファイルを参照してください。

JT2016年プレスリリース>2016/02/22一部銘柄の小売定価改定の認可について(PDFファイル)より)

たばこ税増税6銘柄_21

わかばは1箱あたり30円、ゴールデンバットは1箱あたり50円の値上げになるそうです。紙巻たばこ3級品以外にメビウスファミリーも価格改定されるようです。[/aside]

(国税庁;たばこ税の手持品課税申告の手引(PDF/1,480KB)1ページ目より。クリックすると申告の手引(PDF)が開きます。)

たばこ税増税6銘柄_11

今日は、たばこ税の増税と手持品課税について記載します。

参考

参考 財務省;たばこ税等の税率及び税収(リンク切れ)

参考 国税庁;平成28年4月1日実施のたばこ税の手持品課税について

参考 国税庁;たばこ税の手持品課税申告の手引(PDF/1,480KB)

参考 国税庁;たばこ税の手持品課税の概要

参考 国税庁;たばこ税手持品課税関係Q&A(PDF/329KB)

参考 JT;その他の紙巻たばこ

参考 一般社団法人日本たばこ協会;年度別販売実績(PDF)(リンク切れ)


6銘柄の増税について

現行のたばこ税

「紙巻たばこ3級品」(上の画像の6銘柄。)」については、しばらく低いたばこ税が課税されていましたが、平成27年度の税制改正で平成28年4月1日から増税されることが決まりました。この記事を作成している時点でのたばこ税は次のとおりです。

(財務省;たばこ税等の税率及び税収(リンク切れ)より。クリックすると該当ページが開きます。リンク切れにより開きません。)

財務省_たばこ税等の税率及び税収の画像

上の画像のとおり、「旧3級品の紙巻たばこ」(紙巻たばこ3級品)は、国税と地方税の合計で1,000本あたり5,812円の税負担となっています。

関連記事 たばこを地元で買う。たばこに含まれる国税、地方税。

現在の小売価格は次のとおりです。(6銘柄以外の紙巻たばこも掲載されています。)

(JT;その他の紙巻たばこより一部分抜粋。クリックすると該当ページが開きます。画像は記事掲載日のものです。クリックすると、最新の価格表が表示されます。

たばこ税増税6銘柄_12

4段階の増税による税負担額

上で確認したとおり紙巻たばこ3級品の6銘柄については、現在、1,000本あたり5,812円の税負担ですが、平成28年4月1日から1年ごとに4段階で増税され、平成31年4月1日以降では、6銘柄以外のたばこの現時点でのたばこ税と同じ1,000本あたり12,244円の税負担になります。4段階の税負担額は次の画像のとおりです。

(国税庁;たばこ税の手持品課税の概要より。クリックすると該当ページが開きます。)

たばこ税増税6銘柄_13

平成28年4月1日の増税額

平成28年4月1日から1年間の税負担は上記のとおり、1,000本あたり6,812円となり、下の画像のとおり、現在の税負担と比較すると1本あたり1円の増税となります。

(国税庁;たばこ税の手持品課税の概要より。クリックすると国税庁のページが開きます。)

たばこ税増税6銘柄_14

(ちょっと画像が小さいのでわかりづらいかと思いますが、1本あたりの引上げ額は、小数点以下3位まで記載されています。)

手持品課税

手持品課税とは

手持品課税は、たばこの販売業者等がある一定時点で保有しているたばこに対して旧税率と新税率の差額を課税するものです。これの課税は、税率改正後に製造されるたばことまだ販売されたいない旧税率のたばこの税負担を同一にするために行われます。

(国税庁;たばこ税の手持品課税の概要より。)

手持品課税とは、たばこの販売業者等(小売販売業者、卸売販売業者又は製造者)が、たばこ税率の引上げの日午前0時現在において、たばこの製造場又は保税地域以外の場所で、5,000本以上(5,000本ちょうどを含みます。)の紙巻たばこ三級品を販売のために所持する場合(複数の場所で所持する場合はその合計本数が5,000本以上の場合)に、販売業者等を納税義務者として、その所持する紙巻たばこ三級品に、税率の引上げ分に相当するたばこ税を課税するというものです。

手持品課税の申告書

上記の引用のとおり、手持品課税の対象はたばこの小売販売業者、卸売販売業者、製造者なので、ほとんどの方は関係ありませんが、参考までに「たばこ税等の手持品課税納税申告書」の一部を掲載しておきます。

(国税庁;たばこ税の手持品課税申告の手引(PDF/1,480KB)7ページより。クリックすると申告の手引(PDF)が開きます。)

たばこ税増税6銘柄_16

まとめ

JTの紙巻たばこのページによるとゴールデンバットは明治に発売されています。販売数はわかばやエコーの方が多いようですが、発売中止にならないということは根強い人気があるのかもしれません。

今回の増税は4段階に分けて実施されるので、買いだめするほどではないのかも知れませんが、ゴールデンバット等を長く喫煙していた愛煙家にはつらい現実となってしまいそうです。

販売実績は、一般社団法人日本たばこ協会の「年度別販売実績(PDF)リンク切れ」を参照してください。


■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■

Surface Pro4が発売されました。何回か書いていますが、腰痛もちにとって軽く、性能がよく、ビジネスで使えるPCが理想です。今はMac Book Proの13インチを使用しています。Windowsの扱いが若干面倒ですが、今のところ持ち運びには最適です。

それ以前に使っていたDellのノートPCはMac Book Proと比較するとかなり重く感じます。DVDのDriveがあるのは良いのですが・・・。

関連記事 DellのInspiron 14 3000を1週間使ってみての感想

Surface Pro4は、次の井ノ上先生のレビューを読むとかなり良いようです。

LINK WindowsPC買うならSurface Pro4。オススメポイントと注意点。

井ノ上先生はiPad Proのレビューもかかれています。これも良さそうです。

LINK 大きすぎるiPad Proは楽しすぎる!iPad Air 2との比較レポート