Excelで桁数、桁区切りを指定して四捨五入した数値を表示するFIXED関数

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Excelで数値を見やすく表示する方法はいくつかありますが、桁数、桁区切りを指定して四捨五入した数値を表示するFIXED関数について記載します。

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参考

参考 Office support;FIXED関数


数値の表示方法

数値の表示方法は「セルの書式設定」によりいろいろと選択することができます。

次のように「123456789」という数値を入力して比較してみました。

FIXED_11

 

「通貨」形式表示、桁区切り使用

数値の表示形式は、セルの書式設定で指定できますが、リボンの「数値」タブで指定できるものもあります。(下の画像の緑色の丸囲み部分)

FIXED_12

 

上の画像のとおり、リボンの「数値」タブのなかに「,」のコマンドがあります。「桁区切りスタイル」というコマンドです。(緑色の丸囲み部分)

この「桁区切りスタイル」コマンドをクリックすると次のように表示されます。これだけでも数値が読みやすくなります。

FIXED_13

「桁区切りスタイル」コマンドを実行したセルの書式設定は上の画像のように「通過」となります。

 

「数値」形式表示、桁区切り使用

私は、上記の「通貨」表示はあまり使っていません。次の「数値」形式の表示を好んで使用しています。(セルの書式設定で指定します。)

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この表示方法では、数値の小数1桁目とセルの右端にちょっとだけ隙間ができます。(上の画像の矢印の下あたり)

この隙間が罫線を使用したときに数値を読みやすい(と思っている)ので多用しています。

 

FIXED関数

セルの書式設定以外にFIXED関数を使うと、数値の表示形式を指定することができます。(「文字列」で表示されます。)

 

記述方法

FIXED関数は次のように記述します。

「=FIXED(数値、桁数、桁区切り)

 

桁数

数字で指定しますが、指定なしも選択することができます。

プラスの数字・・・小数点以下の桁数

マイナスの数字・・・小数の四捨五入をする桁数

(Office support;FIXED関数より)

桁数    省略可能です。 小数点以下の桁数を指定します。

桁数に負の数を指定すると、数値は小数点の左側の指定した桁で四捨五入されます。

 

桁区切り

TRUE(桁区切りなし)とFALSE(桁区切り使用)で指定します。

(Office support;FIXED関数より)

桁区切りに FALSE を指定するか省略すると、カンマで桁区切りされた文字列が返されます。

 

さまざまな表示方法

FIXED関数の桁数と桁区切りの違いによる表示方法を比較してみました。(返される値は文字列なので左によってしまっています。)

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(2行目)

桁数は、C2セルを空欄にしたため、「0」と同じ扱いとなり、小数点以下は表示されませんでした。

(3行目)

小数点以下の数値が2桁、表示されました。もともとの数値に小数点以下の数値がないので、「00」と表示されます。

(4行目)

百円未満の数値(「56」)が四捨五入されて表示されました。桁区切りはD4セルを空欄にしたため、「省略」と同じ扱いとなり、桁区切り表示されました。

(5行目)

十万円未満の数値が四捨五入されて表示されました。


■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■

7年以上使い続けているガラケーを機種変更しようかと考えていろいろ検討しています。iphone6Sが発売されるのを待っていましたが、とりあえずそのまま使い続けることにしました。