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Excelのリボンには、Wordにある「透かし」コマンドがありません。
しかし、Excelファイルのヘッダー等に図を挿入してWordの「透かし」コマンドで設定できるような透かし効果を設定することができます。
今日はExcelファイルに透かしを設定する方法について記載します。
参考
参考 Support Office;Excelで透かしを追加する
目次 表示
Excelファイルに透かしを設定する
Excelファイルに透かしを設定するには、画像等を作成して、ヘッダーにその画像を挿入するという方法があります。以下にその手順を記載します。
透かしに利用する画像等のファイルを作成する
Excelでは、Wordのように「テキスト」での透かしには対応していないため、「透かし」を設定するために画像や図を作成しておく必要があります。
(Support Office;Excelで透かしを追加するより。背景色は筆者追記。)
Excel では、テキストの透かしの作成はサポートされていません。また、Excel の透かしでは、Microsoft Word のテキスト ブロックをテキスト透かしとして貼り付けるなどのプロセスはサポートされていません
私は、ペイントを使って「見本」というテキストを描き「.png」形式で保存しました。
[lnvoicer icon=”https://ar-kawabe.com/blog/wp-content/uploads/2015/06/1527_Ako_NC_31.jpg” name=”管理人”]上部に余白があるとExcelで透かしを設定した場合に、中央付近に文字が表示されます。[/lnvoicer]
Excelファイルに透かしを設定する手順
透かしに使用する画像や図を用意したら、Excelファイルに透かしの設定をします。
挿入→ヘッダーとフッダー
「透かし」を設定したいExcelファイルを開き、リボンの「挿入」から「ヘッターとフッター」コマンドをクリックします。
ヘッダーに画像や図をセット
次のようなヘッダーの入力画面(下の画像の緑色の枠囲み部分)が表示されますので、その状態でリボンのデザインに表示されている「図」コマンド(下の画像の赤色の丸囲み部分)をクリックします。
リボンの「図」コマンドをクリックすると、ファイルを選択するダイアログボックスが開きますので、作成した「図」を選択します。選択後、元のヘッダーの設定画面に戻ると下の画像のようにヘッダー部分に「&[図]」と表示されます。
この画面で、画面上の任意のセルをクリックすると、下の画像のように選択した画像(「図」)が挿入された画面になります。
この状態がExcelの「透かし」が設定できたことになるのですが、「見本」の文字色が濃いのでちょっとかっこ悪いです。次の章で修正します。
この状態で、印刷プレビューを確認すると次のようになります。
これで一応、透かしの設定はできました。
Excelの「図の書式設定」コマンドでウォッシュアウトを設定する
上の画像とおり、「見本」の文字色が濃いので、「図の書式設定」でウォッシュアウトを選択して色を薄くしてみます。
(もちろん、画像作成アプリで文字色を薄くしておけば、ここで調整する必要はありませんが・・・)
図の書式設定コマンドをクリック
Excelのリボンの「挿入」から「ヘッダーとフッター」コマンドをクリックし、先ほどと同じ画面になったら、「図の書式設定」コマンドをクリックします。
「図の書式設定」ダイアログボックスの「図」のタブを選択
次のような「図の書式設定」のダイアログボックスが表示されます。「サイズ」と「図」の2つのタブが用意されていますが、ここでは「図」のタブをクリックします。
イメージコントロールの「色」を設定
「図」のタブのイメージコントロール部分の「色」の設定を変更してみます。(下の緑色の丸囲み部分)
「自動」と表示されている右横の「▼」をクリックすると「自動」、「グレースケール」、「白黒」、「ウォッシュアウト」というメニューが表示されますので、「ウォッシュアウト」を選択します。(下の画像の赤色の枠囲み部分)
ウォッシュアウトの設定後の画面、印刷プレビュー
上記の手順で「ウォッシュアウト」を設定し、もとのヘッダーの設定画面に戻ると、下の画像のような画面に変わります。(すぐに変更されないかも知れません。私の場合、ヘッダーの設定画面に戻り、任意のセルをクリックしないと変更されませんでした。)
印刷プレビューで確認すると次のとおりです。見本の文字が薄くなりいい感じです。
■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
地震。長い横揺れでした。