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こんにちは。税理士のかわべです。
国税庁の「確定申告期に多いお問合せ事項Q&A」のページに所得税及び復興特別所得税(以下「所得税等」という。)の確定申告の際に誤りの多い事例を掲載しています。確定申告書を提出する前に参考にしてみてください。
[aside type=”yellow”]H29.2.13 記事を加筆、訂正しました。[/aside]
(国税庁;確定申告時期に多い問い合わせQ&A>Q20 所得税及び復興特別所得税の確定申告の際に、誤りの多い事例にはどのようなものがありますか。より)
参考
参考 国税庁;確定申告時期に多い問い合わせQ&A>Q20 所得税及び復興特別所得税の確定申告の際に、誤りの多い事例にはどのようなものがありますか。
参考 国税庁;平成28年分 確定申告特集>申告書の提出が必要な方
所得税等の確定申告の際に、誤りの多い事例
国税庁の確定申告時期に多い問い合わせQ&AのQ20 所得税及び復興特別所得税の確定申告の際に、誤りの多い事例にはどのようなものがありますか。には、いくつかの誤りの多い事例が掲載されていますが、私が気になりました事例をいくつか記載してみます。
サイドビジネスで得た収入(副収入)の申告漏れ
アフィリエイト収入など、サイドビジネスをしていた場合の本業以外で得た収入の申告漏れが多いようです。
(国税庁;確定申告時期に多い問い合わせQ&A>Q20 所得税及び復興特別所得税の確定申告の際に、誤りの多い事例にはどのようなものがありますか。より)
副収入の申告漏れ
インターネットによるサイドビジネスなどで得た所得についても合わせて申告する必要があります。
確定申告書の提出が必要な場合(※)は、副収入も合わせて申告しなければなりません。事業所得、不動産所得がある人は、インターネットでのサイドビジネスや太陽光発電による売電も申告する必要があります。
LINK 国税庁;自宅に設置した太陽光発電設備による余剰電力の売却収入
※ 副収入があっても、サラリーマン等でその副収入の金額が少ないような場合は、所得税の確定申告書の提出が必要ない場合もあります。(所得税の確定申告が必要なくても、住民税の確定申告が必要なケースもあります。最寄りの市役所等で確認してみてください。)
所得税の確定申告書の提出が必要かどうかは、国税庁の次のページで確認してみてください。(判断が難しい場合もありますので、税務署等に相談することをおすすめします。)
(国税庁;平成28年分 確定申告特集>申告書の提出が必要な方より。一部です。クリックするとページが開きます。)
いろいろなケースが考えられるので、心配な人は、必ず税務署に確認しましょう。
寡婦控除、寡夫控除の適用漏れ
寡婦や寡夫に該当する場合は、所得控除を受けることができます。
(国税庁;確定申告時期に多い問い合わせQ&A>Q20 所得税及び復興特別所得税の確定申告の際に、誤りの多い事例にはどのようなものがありますか。より)
寡婦(寡夫)控除という所得控除制度を知らないという方もいるようです。結婚経験があり、お一人の方は、検討してみてください。
関連記事 寡婦、特別の寡婦、寡夫。判定条件の違いを整理してみる
基礎控除の適用漏れ
誰でも控除を受けることができる(一律で適用される)「基礎控除」というものがあります。平成28年分は38万円なのですが、この基礎控除を申告書に記載していない人がいるようです。
確定申告書作成コーナーを利用して誤りを防止
国税庁の「確定申告書作成コーナー」には、いくつかのチェック機能がありますので、基本的な誤り(必要事項の記載漏れ、基礎控除の記載漏れ等)を防止することができると思います。
■□◆◇ 編集後記 ◇◆□■
昨日は、確定申告書の作成に追われていました。関東はかなり暖かかった(人によっては暑いと感じた)ようですが、終日、部屋のなかだったのであまり気になりませんでした。